不動産の売却理由は、よく聞かれます。
売買物件をご案内する時にお客様からの質問でよく聞かれるのは
「なぜ物件を売るのか」という売却理由です。
相続、自宅の買替え、転勤、離婚など理由は様々ですが、
買われる方にとっては、確認しておきたい情報の一つです。
例えば、売主様が隣の方と揉めているので、売却したいが本当の理由ですが、
その事実を告げずに「住み替えで売却」等と事実と異なる説明していた場合に
引渡し後に買主様がその事実を知って、それを聞いていたら買わなかったということで
トラブルになるケースがあるからです。いわゆる「事実不告知や不実告知」の例です。
売主様は雨漏りを知っていたが、物件のマイナスになるので事実を告げない、あるいは
事実とは異なる説明を行うとトラブルになり、契約解除等で訴訟になるケースもあります。
以前に中古マンションで上・下階間で音の問題のトラブルがあり、売却したいという
方からの相談がありました。その事実を隠さずに売却活動することで、
引渡し後にトラブルになることもありませんでしたし、売却価格も大きく下げることも
ありませんでした。
仲介業者が物件の調査をして分かることは限られており、
そこで生活している売主様しか分からない、知り得ない情報もあります。
査定の時に色々と話を伺い、教えて頂ければ過去の経験も踏まえてアドバイスできます。
民法改正により、売主様が負う契約不適合責任の範囲は広くなり、契約解除、損害賠償請求
修補請求、代金減額請求など買主様が行使できる権限も多くなりました。
売却する際には、ご注意下さい。
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