新着情報 / お知らせ / 不動産コラム
TOPICS2024年11月08日
【住宅ローン編】不動産にありがちな失敗事例5選と解決策・トラブル防止法を解説
ほとんどの方は不動産購入時に住宅ローンを利用します。
その際、住宅ローンのリスクを軽く考えている方が多いように感じます。
住宅ローンのリスクは人生を狂わすおそれもあるため、
失敗事例からどのような危険性があるのか理解して借り入れすることが大切です。
本記事では、住宅ローンにまつわる失敗事例と解決策・トラブル防止法を解説します。
住宅ローンを借りる予定がある方は、事例を参考にリスクを抑えてから
借り入れを検討ください。
5年ルールがあると安心していたが利息ばかり払っていた
【失敗事例】 住宅ローンを借りた銀行には5年ルールがあり、変動金利の金利が上昇しても5年間は返済金額が変わらないと安心していました。しかし、金利の上下で返済金額の内訳が変わり、上昇にともなって利息が多くなって元金返済が少なることを借り入れ後に知った。今後、金利が上がりそうなので心配しています。 |
【解決策・トラブル防止法】 5年ルールとは、変動金利の金利が変動しても返済額は5年間変わらない制度です。しかし、返済金額が変わらないだけで利息と元金の額は変動します。金利が急上昇すると、返済金額のほとんどが利息となるおそれもあります。元金の返済が少なくなりすぎると、返済期間が延びるおそれもあるため注意しなければなりません。5年ルールがあるからと安心せず、変動金利の動向を調査してから変動か固定を選択すべきでしょう。 |
返済期間が10年を切って住宅ローン控除が使えなくなった
【失敗事例】 住宅ローンお返済に余裕があったので、繰上返済して返済期間を短くしました。短かくした結果、返済期間が10年未満となり、住宅ローン控除が使えなくなって所得税控除を受けられなくなりました。 |
【解決策・トラブル防止法】 住宅ローン控除は、返済期間が10年切ってしまうと受けられません。所得税控除を長く受けたいのであれば、繰上返済しても返済期間の短縮は選択しないほうがいいでしょう。住宅ローン控除を使い切ってから、繰上返済するのも方法のひとつです。 |
不動産会社から紹介された住宅ローンの金利が高かった
【失敗事例】 信頼している不動産からおすすめの住宅ローンを紹介してもらったので、そこで借りました。しかし、友人から「金利高くない?」といわれ、ほかの金融機関を調査したら金利の低い銀行が数多くありました。きちんと自分で金利を調べ、借りたほうがよかったと後悔しています。 |
【解決策・トラブル防止法】 不動産会社のなかには不動産売買契約を早く締結しようと考えているところがあり、金利など関係なく、住宅ローンの仮審査の回答が早い金融機関を優先的に紹介するケースがあるため注意しなければなりません。 なお、住宅ローンの返済額は、金利によって大きく変わります。たとえば、5,000万円を35年返済で借りた場合、金利0.625%と0.525%で利息は約93万円の違いがでます。紹介してもらった金融機関の金利は、きちんと調査しておきましょう。 |
住宅ローンの諸費用が高かった
【失敗事例】 住宅ローンを借りるときに諸費用がいくらかかるのかは聞いたが、ほかの金融機関と同じだと考えて比較しませんでした。借り入れ後に、ほかの金融機関の費用と比較してみたら保証料の金額がかなり高かった。 |
【解決策・トラブル防止法】 諸費用は金融機関や選択する住宅ローンの種類によって異なり、とくに大きく違うのが保証料の計算方法です。たとえば、三井住友銀行では通常の住宅ローンなら借入金額×2.2%の保証料がかかるものの、長期固定金利型住宅ローンなら33,000円(税込)となります[yt1] 。数百万円も費用が異なると、低い金利を選択しても損してしまう可能性もあるため注意しましょう。 |
ライフステージの変化を考慮せずに借りた
【失敗事例】 共働き夫婦だったので返済に余裕があり、高額なマンションを購入しました。しかし、数年後に子どもができ、妻がしばらく仕事を休むこととなって収入が激減しました。収入が減るかもしれないと、もう少し真剣に考えておくべきだったと思っています。 |
【解決策・トラブル防止法】 住宅ローンは借り入れするときの状態で返済できるかどうかを考えるのではなく、人生のなかで一番支払いが厳しくなる状況を想定して考えるべきでしょう。ライフステージの変化まで考慮しておけば、返済に苦労する可能性は低くなるはずです。とくに子どもができたとき、高校・入学するときなど、子ども関連のイベントには注意しましょう。 |
まとめ
住宅ローンの借入金額は高額になり、何十年もかけて返済しなければなりません。
そのため、月々返済額や総返済額が変わる金利を重視する方が多くいます。
しかし、住宅ローンにはいくつものリスクがあるため金利の高低だけでなく、
諸費用の高さや制度の内容まで理解しておくことが大切です。
住宅ローンに関係する内容を理解しきれないのであれば、
不動産会社に確認するとよいでしょう。
田村商会では不動産購入のアドバイスはもちろんのこと、
住宅ローンについてもしっかりとサポートします。
安心して不動産購入を進めたい方は、田村商会にお任せください。