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2024年11月22日

【査定編】不動産にありがちな失敗事例5選と解決策・トラブル防止法を解説

不動産が高値で売れるかどうかは、査定時におおよそ決まってしまうといっても過言ではありません。

不動産売却において査定は非常に大切なイベントといえますが、注意すべきポイントを理解せずに不動産会社に問い合わせしている方もいるのが実情です。

 

本記事では、査定に関する失敗事例と解決策・トラブル防止法を5つ紹介します。

失敗事例を理解すれば、査定時に注意すべきポイントがわかるはずです。

 

査定金額が相場からかけ離れており売却に苦労した

 

【失敗事例】

不動産会社から提示された査定金額を信じて売出価格を決めたが、そもそも提示された金額が相場からかけ離れていた。売出価格が相場よりも相当高かったようで値下げを繰り返すこととなったうえに、売れるまで1年以上かかった。あらかじめ売却する不動産の相場を調べておけばよかったと思っています。

 

【解決策・トラブル防止法】

売却の依頼を受けたいがために、相場よりも高く売れると誤認させてくる会社もあります。相場がどのくらいかある程度知っておかないと、提示額に騙されてしまうため注意しなければなりません。査定を受ける前には「不動産情報ライブラリ」などで相場を調査しておくとよいでしょう。掲載されている成約価格や売れた物件の情報を集めれば、おおよその相場を把握できます。

 

担当者の質が低く頼りにならなかった

 

【失敗事例】

査定を受けたときに担当者の質の低さを感じたものの、大手不動産会社だったため大丈夫だろうと高を括っていました。しかし、いざ売却活動に入ると明確な売却方針がないことと、不動産に関する知識もないことがわかりました。結果、売却に時間がかかり、自分で税金の知識を勉強して対策することになったので大変でした。

 

【解決策・トラブル防止法】

売却活動をおこなうのは、不動産会社ではなく担当者です。信頼できる会社だとしても、担当者に一定以上の知識・経験・ノウハウがないと不動産売却うまくいきません。査定時には、売主が担当者の力量を査定するくらいの気持ちで臨むべきです。事前に担当者への質問をまとめておき、きちんと回答してくれるか確認してみましょう。

 

囲い込みされて売却に時間がかかった

 

【失敗事例】

不動産会社に売却を依頼したとき、専属専任媒介契約を締結しました。売却する際に何度か内覧が入ったものの依頼した不動産会社の顧客ばかりで、他社の買い手は一度も見に来ませんでした。この状況を不審に思い、依頼した不動産会社を問い詰めたところ囲い込みしていた。

 

【解決策・トラブル防止法】

囲い込みとは、不動産会社が売主から依頼された物件を、意図的に他社に紹介しない行為です。自社の顧客のみで成約すれば、売主と買主から仲介手数料をもらえるため利益が2倍になります。利益の拡大を目指し過ぎる会社は、囲い込みして他社に物件を紹介しなくなるため注意しなければなりません。自社の顧客だけを対象にして売却活動すると、買い手の数が限定されてなかなか売れなくなります。査定時に囲い込みしないよう、担当者にクギを刺しておくべきでしょう。

 

査定後から営業電話が頻繁にかかるようになった

 

【失敗事例】

不動産会社の査定を受けたものの金額に納得できず、すぐに売却する必要はないと判断しました。はっきりと「すぐに売却しない」と伝えたのにもかかわらず、査定してもらった不動産会社から「売りませんか?」「いつになったら売りますか?」など、営業電話が頻繁にかかってくるようになった。忙しい時間や休日にも電話がくるので、困ってしまいました。

 

【解決策・トラブル防止法】

不動産会社の営業マンは成績で給与が変わるケースもあり、業績を上げるためにどうにかして売らせようとする人もいます。営業電話を受けたくない場合は、メールなどの簡易査定で済ませておくとよいでしょう。営業電話しないでほしいと伝えても、担当者の引き継ぎ時に漏れるケースが多く、再び電話がかかってくることもあるため注意しなければなりません。

 

不動産売却するのではないかと噂が広まってしまった

 

【失敗事例】

自宅を売却するにあたって近隣に知られず手続きを進めたいと考えていました。しかし、不動産会社が社名を記載した自動車で査定に来たことで、近隣の人にバレて自宅を売却するのではないかと噂を立てられてしまった。

 

【解決策・トラブル防止法】

不動産会社によっては、自動車に社名をペイントしているところもあります。もし近隣に知られたくないという場合は、ペイントしていない自動車で来てほしいと伝えたり、近隣の人がいない時間に査定を設定したりするなどの対策が必要です。

 

まとめ

 

査定で失敗すると長期間に渡って売却できない、希望の金額で売れない

というようなデメリットが発生します。

査定で発生するデメリットは売主にとって大きなマイナスを生むため、

トラブルにならないよう対策しましょう。

 

失敗事例の内容を理解し、信頼できる不動産会社に査定を依頼すれば

不動産売却はうまく進むはずです。

 

もし解決策・トラブル防止法を実行するのが難しいと感じるのであれば、

田村商会までお問い合わせください。

売主に寄り添った査定をおこない、スムーズな不動産売却を実現します。