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TOPICS2019年09月22日
不動産売却は、高預かりに注意
最近、不動産売却の査定に伺った物件が売り出されているのですが、
弊社の査定した金額より500万円以上高い金額で売出しされています。
おそらく不動産一括査定サイトの影響ですが、
各社競合しますので、わざと高い査定額を提示して興味を引き
売り物件を受託しています。
車の買取査定であれば、高い査定額を出した会社に
買い取ってもらえばいいのですが、不動産はあくまでも仲介ですので
査定額で売れなければ意味がないと思います。
高い査定額を提示する会社が不動産を高く売る会社ではないです。
売却依頼をもらうためだけに高い査定をしているに過ぎません。
売主様の希望で相場よりも高い金額と分かっていて
売り出しているのであればいいのですが、
ほとんどケースは、具体的にお客様がいるとか、必ず売れますと
担当者に言われて依頼しているのではないでしょうか。
本当にお客様がいて水面下で売る自信があれば、
すぐにチラシやネット広告をだして営業活動はしません。
最近同じようなケースで高く売り出している物件では、
すぐに広告活動をしています。これがお客様がいない証拠です。
また、相場を知っているプロが査定して1割以上査定額が変ることはないです。
「不動産 高預かり」とネットで検索してもらえば、警鐘をならす記事が
色々と書かれています。
以前、住宅新報にも「高預かり」撲滅の記事が1面に掲載されていました。
売れなくて値下げを繰り返し、結局相場まで下げて売ることになりますが、
販売期間が長期化することで損をするのは売主様です。
不動産を売却される方は、甘い査定額に気をつけてください。