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TOPICS2021年03月01日
前面道路の重要性
不動産の価格や価値は、前面道路によってかなり変わります。
土地に建物を建築するには、建築基準法に定める道路に接道している必要があります。
前面道路について接道部分が2m以上ない、道路と敷地に高低差がある、
私道である、建築基準法上の道路ではない43条但書等の場合、特に注意が必要です。
道路については、市役所で調べないと分からないことが多く、
ネットに掲載されている物件情報では、詳しく書いていないことも多々あります。
特に私道については、私道所有者から通行承諾や道路を掘るための
同意が必要になる場合が多く、道路についての説明不足で誤解を招き、
取引後にトラブルになるケースがあります。
建築基準法第42条2項道路や42条1項5号道路(位置指定道路)の場合、
その位置指定道路が私道であれば、原則として私道所有者全員の通行承諾や
掘削同意が必要になります。
また、前面道路に上・下水道の本管が埋設されていない場合や
私設管で引き込みされている場合も注意が必要です。
上・下水道については、各市の水道局で調査するとある程度分かりますが、
たまに図面が間違っていたり、工事の届出がされてなく、不明な時もあります。
不動産は物件調査を入念に行い、物件の特性やリスクを判断することになりますが、
特に前面道路がポイントです。