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2021年04月05日

不動産物件情報の在庫管理

不動産の物件情報は、在庫管理が難しいので、お客様が広告を見て問い合わせした時に

商談が入っているとか、成約している等の返答が返ってくるケースがあります。

物件情報は売却依頼を受けている物元の会社が状況を随時更新したときに

他の不動産会社に全て情報が流れるようになっていれば、タイムラグもなくなりますが、

現在のシステムは、そのような機能はありません。

ネット広告などを掲載している会社が物元の会社に電話で問い合わせして、

たまに状況を確認するだけなので、どうしてもタイムラグが発生してしまいます。

広告を掲載している会社は、通常月1回程度しか物件状況を確認しないので、

商談中であることを知らずに掲載しているという状況がネット上で多く見られます。

物元の会社も商談中や成約報告をレインズに上げるタイミングは、各社バラバラです。

しかも物元の会社が商談中に更新しても、各社が毎日全物件の詳細を確認しないと

分からない状況になっています。毎日確認するのは、物理的に無理があります。

ネットショップ等でこのような状況だとクレームの嵐になると思いますが、

不動産の場合は、各社が毎日在庫確認をすることはできないので、

物件情報の在庫管理がいつまで経ってもできない状態です。

国土交通省は不動産会社が利用しているレインズのシステムを改良し、

容易に在庫管理ができるようなシステムに変更するべきだと思います。