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TOPICS2022年09月22日
基準地価2022年
日経新聞21日朝刊の記事です。
国土交通省が20日に今年の基準地価(7月1日時点の地価)を発表しました。
全国2万1444地点の地価を毎年発表しています。
全用途の全国平均は前年比0.3%プラスに3年ぶりの上昇でしたが、
全国の住宅地においては、1991年以来の31年ぶりの上昇となりました。
大阪圏においては、商業地が1.5%上昇し、住宅地は0.4%の上昇でした。
商業地は2年ぶりの上昇で、住宅地は3年ぶりの上昇でした。
池田市においては、住宅地9地点のうち、7地点が上昇、1地点が横ばい、
1地点が下落でした。平均上昇率は0.9%でした。
トップは城南1丁目で1㎡あたり319,000円。前年が311,000円でしたので、2.5%上昇です。
ついで室町が1㎡あたり295,000円。前年が292,000円でしたので、1%上昇です。
商業地は栄町の三菱UFJ銀行の場所だけで1㎡あたり585,000円。
前年が565,000円でしたので、3.4%の上昇となっています。
池田市の住宅市場は、好調をキープしていますが、来年以降は不透明です。
建築費等の高騰や物価の上昇など懸念材料が多く、価格面でも右肩上がりが数年間続いて
いますので、いつまで売れ行きが続くのか分かりません。
相場にあった物件はすぐに売れていますが、明らかに高い物件はなかなか売れていないものも
あります。その多くは、不動産会社の保有する転売物件で土地が多いです。
潤沢に資産を保有する会社の場合は問題ないですが、中小で融資を受けて購入している場合は
来年あたりから各会社のコロナ融資の返済も始まりますので、長期間在庫になると運転資金が
ショートする可能性もあります。
はたして来年の地価はどのような動きになるでしょうか。