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2023年01月20日

建物の構造は生活に影響する?構造のメリットやデメリットを解説!

不動産を探すときには価格や立地を重視して探す方が多いと思います。

しかし、不動産を探すときには、建物の構造も考慮しなければいけません。

建物の構造によって耐震性や遮音性などが変わるからです。

 

本記事では、建物の構造の種類や特徴、各建物構造に合っている人の特徴などを解説していきます。

 

この記事を読み終えたときには、建物構造のことが理解でき、自分に合った建物構造はどれなのかが分かるようになっていることでしょう。

 

建物の構造は何がある?

建物の構造には多くの種類がありますが、不動産を探すときによく見かけるのは4種類の構造です。

ここからは、不動産を探すときによく見かける4種類の構造を紹介していきます。

 

木造(w造)とは

木造とは、建物の主要な構造部分が木材で作られている建物のことです。

木造はw造とも呼ばれます。

Wは、woodの略称です。

 

木造建築は主に軸組工法(在来工法)、ツーバイフォー工法で建築されます。

軸組工法とは、柱に梁を組み合わせていき建築する工法で、昔から採用されています。

ツーバイフォー工法とは、角材を使用した枠組にパネルを取りつけた面材を用いた工法です。

 

鉄骨造(S造)とは

鉄骨造とは、建物の主要な構造部分が鉄骨で作られている建物のことです。

鉄骨造は、S造とも呼ばれます。

Sはsteelの略称です。

 

鉄骨造には軽量鉄骨造と重量鉄骨造があり、鋼材の厚さが6mm未満なら軽量鉄骨造、6mm以上なら重量鉄骨造と呼びます。

 

鉄筋コンクリート造(RC造)とは

鉄筋コンクリート造とは、鉄筋で作った骨組みにコンクリートを流し固めたものを、主要構造に利用している建物です。

鉄筋コンクリート造は、RC造とも呼ばれます。

RCはReinforced Concreteの略称です。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)とは

鉄骨鉄筋コンクリート造とは、鉄筋コンクリートの骨組みに鉄筋を通したものを、主要構造に利用している建物です。

鉄骨鉄筋コンクリート造は、SRC造とも呼ばれます。

SRCSteel Reinforced Concreteの略称です。

 

各建物構造の特徴

建物には多くの構造がありますが、それぞれに特徴があります。

ここからは構造別の特徴を紹介していきます。

 

木造(w造)の特徴

木造の特徴は、次のとおりです。

【木造のメリット】

  • 建築費が安い
  • 通気性が良い
  • 吸湿性が高い

 

【木造のデメリット】

  • 耐用年数が22年と短い(居住用木造の場合)
  • 遮音性が低い
  • 耐震性や耐火性が低い

 

鉄骨造(S造)の特徴

鉄骨造の特徴は、次のとおりです。

【鉄骨造のメリット】

  • 工場で部材を作成するため品質が安定する
  • 耐震性に優れる
  • デザイン性が高い間取りにできる

【鉄骨造のデメリット】

  • 結露が発生しやすい
  • 夏は暑く冬に寒くなりやすい
  • 耐火性は低い

 

鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴

鉄筋コンクリート造の特徴は、次のとおりです。

【鉄筋コンクリート造のメリット】

  • 耐震性や耐火性が高い
  • 補修が容易
  • デザイン性が高い間取りにできる

【鉄筋コンクリート造のデメリット】

  • 建築費用が高い
  • 建築に時間がかかる
  • 重量物のため地盤補強にお金がかかる

 

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の特徴

鉄骨鉄筋コンクリート造の特徴は、次のとおりです。

【鉄骨鉄筋コンクリート造のメリット】

  • 耐震性や耐火性が鉄筋コンクリート造よりも高い
  • 耐震性や耐火性が非常に高く耐久性も高い
  • 鉄筋コンクリート造より小さい寸法で強度を保つことができる

【鉄骨鉄筋コンクリート造のデメリット】

  • 建築費用が非常に高い
  • 建築に時間がかかる
  • 鉄骨造などに比べるとデザイン性が高い間取りにできない

 

各構造に合っている人の特徴

建物の構造には特徴があり、その特徴によって合っている人の特徴が変わります。

ここからは、各構造に合っている人の特徴を紹介していきます。

 

木造(w造)に合っている人の特徴

木造に合っている人の主な特徴は、次のとおりです。

  • 安価に建物を取得したい人
  • メンテナンスをしていきながら住むことができる人
  • 湿気を溜めづらい家に住みたい人
  • 生活音が気にならない人

 

木造は他の構造に比べ安く購入することができます。

分譲一戸建ての場合は、ほぼ木造です。

また、木造は湿気を溜めづらくカビやダニが発生しにくい特性があります。

 

木造はやや遮音性が低く生活音がしてしまうため、2階にはカーペットを敷くなどの対策をしながら住むと良いでしょう。

 

鉄骨造(S造)に合っている人の特徴

鉄骨造に合っている人の主な特徴は、次のとおりです。

  • 災害に強い家に住みたい人
  • 耐久性が高くメンテナンスの費用を少なくしたい人
  • 家を資産として購入したい人

 

鉄骨造は木造よりも高価になりますが、鉄筋コンクリート造より安価に家を建築することができます。

しかし、木造より耐震性や耐火性など災害に強い家になります。

 

ただし、生活音はそれなりにしてしまうため、木造と同じく音対策はしておいた方が良いでしょう。

 

鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)に合っている人の特徴

鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造に合っている人の主な特徴は、次のとおりです。

  • とにかく災害に強い家に住みたい人
  • 防音性の高い家に住みたい人
  • 家を資産と考えている人

 

鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造は構造の中でトップレベルの災害の強さを持っています。

また、木造や鉄骨造よりも防音性が高いとされています。

 

ただし、建築費用が高く一戸建てではあまり採用されない構造です。

そのため、鉄骨鉄筋コンクリート造などを購入する場合には、マンションになってしまいます。

 

まとめ

建物の構造には、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などがあります。

この構造にはそれぞれ特徴があるため、不動産を購入するときには構造の違いを知っておく必要があります。

自分に合った特徴の構造を選択することにより、快適な生活を送ることができます。

この記事を参考にしていただき、ご自身に合った建物構造の不動産を探してみてください。