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2023年01月27日

家の築年数は価値に影響を及ぼすって本当?築年数ごとの価値や売却のしやすさを解説!

家を売却するときには、築年数により売却価格が変わります。

これは、築年数により家の価値が変わるからです。

しかし、どの程度、家の価値が落ちていくのか知っている方は多くありません。

本記事では、築年数が家に影響を与える影響や家の寿命を延ばす方法、古くなった家を売る方法などを解説します。

 

家の価値は築年数と建物構造の影響を受ける

家の価値は築年数とともに減少していきますが、建物の構造により下落の早さが違います。

それは建物構造によって耐久性が違うからです。

建物の耐久性がどのくらいあるのかは法律で定められた法定耐用年数というものがあります。

構造の違いによる建物の耐久性は、次のとおりです。

  • 木造:22
  • 鉄骨造 骨格材厚 3mm以下:19

骨格材厚 3mm4mm27

骨格材厚 4mm超え:34

  • 鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリート造:47

 

設定された法定耐用年数がなくなると建物の価値がほぼなくなるとされています。

どのくらいの下落率かは、次のグラフをご覧ください。

出典:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状

 

築年数別の価格減少率と売却のしやすさ

ここからは、木造の一戸建てをメインとした築年数による、家の価値の下落率を紹介していきます。

 

5年の木造一戸建て

5年の一戸建ては新築時に比べ、1530%くらい下落します。

まだ下落価格も少なく、設備も新しい時期なので売却しやすい時期です。

価格の下落率もまだ低く、家を売却するのは築年数が新しいほど金額が高く、売りやすくなります。

 

10年の木造一戸建て

10年の一戸建ては新築時に比べ、4055%くらい下落します。

設備の中には交換が必要になるものも出てくる時期ですが、基本的に建物も設備もまだまだ使うことができる状態なので売却しやすい時期です。

 

15年の木造一戸建て

15年の一戸建ては新築時に比べ、6075%くらい下落します。

15年くらいになると建物の修繕が必要になってくるため、やや売りづらい時期に入ります。

 

20年の木造一戸建て

20年の一戸建ては新築時に比べ、8085%くらい下落します。

20年になるとほぼすべての箇所のメンテナンス時期に入ります。

つまり、メンテナンスをしないと建物が使えなくなる可能性が出てくることになります。

しかし、建物の価値がなくなっても建物自体が使えなくなるわけではないため、家が古くなっても住むことができれば、家として売却することができます。

 

家の寿命を延ばす方法

家の価値は築年数でほぼなくなってしまいますが、家の寿命は建物メンテナンスをおこなうことに延ばすことができます。

建物メンテナンスをおこなう主なタイミングは、次のとおりです。

建物部位

点検が必要な項目メンテナンス時期
屋根瓦ふきずれ、はがれ、浮きなど20年で全面ふき変え
外壁サイディング割れ、欠損、はがれなど15年で全面補修
雨どい 破損、つまり、はずれなど7年で全面取り替え
軒裏軒裏天井腐朽、雨漏り、はがれなど15年で全面取り替え
開口部屋外に面する開口部建具周辺のすき間など20年で全面取り替え
配管設備給水管漏水、赤水など20年で全面取り替え
排水管漏水、つまりなど20年で全面取り替え

 

この表にあるように、メンテナンスをおこなうことにより、建物の寿命が延びていきます。

また、設備も老朽化するため、設備の交換などをおこなうようにしましょう。

 

古くなった家を売る方法

築年数が20年を経過すると、家の価値が低くなり売却することが難しくなってきます。

しかし、対策をすれば家が古くなっても家は売ることができます。

ここからは、家が古くなったときに売却する方法を紹介していきます。

 

建物はそのままにして売る

家を古くなった場合、建物をそのまま売るもが1つの方法です。

買主によっては古い建物をリフォームして住むことを目的にしている人がいるからです。

建物を解体してしまうと、建物再建築するのに費用がかかるため、金額を相場より多少低くするだけでも売却が可能な方法です。

 

家を解体して売る

家を解体して売ることも売却方法の1つです。

新築住宅の需要が高い地域に売却する家がある場合は、解体して家を売却すると良いでしょう。

この場合、売却前に解体費用がかかることには注意が必要です。

 

リフォームしてから売る

家自体はしっかりしているが、設備が壊れていたり、室内が汚れていたりする場合はリフォームをして家を売却します。

ただし、リフォーム費用は高額になること、買主は自分の趣味に合っていないリフォームをした物件を避けることには注意が必要です。

リフォームをしてから家を売却するときは、不動産会社に相談してからリフォームをするようにしましょう。

 

まとめ

家は古くなるほど価値が落ちます。

価値の下落幅は建物構造により変わり、木造はかなりの速度で価値が下がります。

築年数が新しい家は売りやすいですが、古くなるほど売りにくくなっていきます。

古い家でも売却することはできますが、売り方にコツが必要です。

 

古くなった家の売却をするには売り方にコツがあるため、古い家を多く売却した実績のある不動産会社に売却の依頼をしたほうが良いでしょう。

弊社、田村商会は長年の実績により、多くの古い家の売却のお手伝いをしています。

築年数が古くなり、家が売却できる心配になった方は、田村商会までお問い合わせください。

それぞれの家に合った売却方法を提案させていただきます。