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2023年04月01日

古い空き家がなかなか売れない理由とは?放置する危険性と対策方法も解説!

古い空き家を売却しようとしても、なかなか売却できない場合があります。

なかなか売却できないからと言って、放置したりすると空き家が崩壊するなど危険なため、長年放置するわけにもいきません。

 

そのようなリスクのある古い空き家ですが、売却する方法を理解することにより、早期売却を実現することも可能です。

 

本記事では古い家がなかなか売れない理由や放置したときのリスク、早期売却をするための方法などを解説します。

 

古い空き家がなかなか売れない理由

古い空き家がなかなか売れないのには、いくつかの理由があります。

本章では古い空き家がなかなか売れない主な理由について解説します。

 

住宅ローン控除が利用できない

不動産の買主の多くは住宅ローン控除を利用します。

しかし、住宅ローン控除が利用できるのは1982年以降の築年数の建物までです。

住宅ローン控除を利用すると、数十万円~数百万円の所得税・住民税控除を受けられます。

この制度が使えない築年数の不動産は、それだけで購入検討から外されることもあるくらいです。

 

なお、2022年より前の住宅ローン控除は、築年数が古くても耐震証明があれば制度利用できました。

しかし、2022年の改正により耐震証明があっても1982年以降の不動産にしか利用できなくなってしまいました。

 

購入者が減是措置を受けられない

購入者は建物が古いと住宅ローン控除が受けられないだけではなく、購入時に発生する税金の減税も受けられなくなってしまいます。

 

たとえば、不動産取得税や登録免許税などの減税措置が受けられない、もしくは受けられる減税額が減ってしまいます。

購入時には多額の諸費用がかかるため、この点はかなりのデメリットです。

 

耐震基準を満たしていない

古い空き家は買い手の税金問題だけでなく、建物の強度にも影響してしまいます。

特に1982年築よりも古い場合、旧耐震基準と呼ばれている建築方法で建てられているため、建物の強度に問題があります。

 

旧耐震基準の建築物は、大地震が起きたときに倒壊する可能性があり、住む人にとっては大きなリスクです。

古い空き家は建物に安心して住めないため、買い手に避けられてしまいます。

 

古い空き家を放置したときのリスク

古い空き家を放置したときには、様々なリスクが発生します。

本章では古い家を放置したときのリスクについて解説します。

 

火災などで売れにくくなる可能性がある

空き家を長期間放置していると、放火されたり漏電が起きたりして火災が発生することもあります。

放火されてしまうと、火災現場として事故物件扱いをされてしまう可能性があります。

 

通常、事故物件とは殺人や自殺があった不動産のことをいい、火災現場は事故物件とは呼びません。

しかし、火災現場になった不動産も好きこのんで買う方はかなり減ってしまいます。

そのため、事故物件と同等程度に売れにくくなってしまう可能性があるため、放置しておくと売却がより難しくなる場合もあります。

 

特定空き家に指定される可能性がある

空き家を危険な状態などで放置すると、自治体から特定空き家に指定されます。

特定空き家とは、家屋が倒壊しそうなど危険ない状態、動物が住み着いたり落書きされたり衛生環境状態が悪い空き家に対して、自治体が危険と認定した空き家です。

 

特定空き家に指定されると、自治体から空き家の状態改善を指導されたりします。

しかし、この指導などを無視し続けると、固定資産税の減税解除や、空き家の強制撤去などをされてしまいます。

 

相続放棄ができなくなる

相続放棄は相続があったことを知ってから3ヶ月以内に、家庭裁判所に相続放棄を申請しなければなりません。

この期間に申請しなければ、不要な空き家を相続するしかなくなってしまいます。

そのため、不要な空き家を相続したくない場合は、空き家を放置することなく、相続発生後すぐに相続放棄の申請をしましょう。

 

古い空き家を売却するための方法

古い家はなかなか売れないこともありますが、早く売却を終わらせる方法もいくつかあります。

本章では古い家を売却するための方法について解説します。

 

空き家を解体し更地にする

古い空き家は見た目が悪く、それだけで買い手の購入意欲を低下させてしまいます。

そのため、古い空き家を売却するときには、基本的に空き家を解体し更地にしてから売却します。

 

ただし、更地にしたときにはデメリットもあるため、更地にするときには注意しなければなりません。

更地にすると土地の固定資産税が上がってしまったり、高額な解体費用がかかったりすることには注意しましょう。

 

買い取りを利用する

古い空き家だとしても、不動産買取会社なら買い取りをしてくれます。

 

不動産買取会社は自社で不動産を購入し、付加価値を付けて再販売します。

たとえば、リフォームをしたり、古い空き家解体後に新築戸建を建築したりします。

 

ただし、買い取りを利用するときには、相場価格より安くなってしまう可能性が高いことには注意しなければなりません。

 

古い家の売却実績が豊富な不動産会社に依頼する

不動産買取をしてもらって売却金額が下がってしまうのに抵抗がある方には、古い空き家の売却経験豊富な不動産会社に売却依頼するのがおすすめです。

 

古い家を多く売却している不動産会社には、古い家の売却ノウハウがあり、普通の不動産会社に比べ、早く高く売却してくれる可能性が高まります。

古い家の売却が得意かどうかを確認するときには、依頼する不動産会社のホームページなどを確認したり、不動産会社に古い空き家の売却実績を確認したりしましょう。

 

まとめ

古い空き家は、購入時の減税措置が受けられない、建物の耐震性能が問題になるなど買い手から敬遠されてしまいます。

買い手から敬遠され、なかなか売れないとしても空き家を放置し続けることにはリスクがあります。

そのため、古い空き家は売却する方法を理解し、早めに処分をするのがよいでしょう。

 

弊社、田村商会は長年、不動産業を行っており、古い空き家の売却実績が豊富です。

なかなか売れない空き家の売却も、蓄積されたノウハウで売却のお手伝いをしています。

もし売却に困っている古い空き家があるのであれば、ぜひ、弊社にお気軽にお問い合わせください。