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TOPICS2023年06月02日
中古?それとも新築?一戸建てを購入するならどっちがいいの?
日本国内の一戸建て成約件数は長年、新築一戸建てが中古一戸建てを上回っていました。
しかし、2016年以降、中古一戸建ての成約件数が新築一戸建ての成約件数を超えました。
今、中古一戸建ての価値が見直されてきており、中古一戸建てを購入する人が増えています。
それではなぜ、中古一戸建の価値が見直されてきたのでしょうか?
それは中古一戸建てのメリットに理由があります。
本記事では、一戸建てを購入するときに中古一戸建てを購入したほうがよいのか、新築のほうがよいのかを判断できるよう、中古一戸建て・新築一戸建てのメリット・デメリットを解説します。
中古一戸建てと新築一戸建てどちらのほうが売れているの?
中古一戸建てと新築一戸建てのどちらが売れているのは、2016年を境に変わりました。
2016年までは圧倒的に新築一戸建てが売れていました。
しかし、2016年を境に中古一戸建ての取引件数が新築の成約件数を上回ったのです。
2018年には一旦、新築一戸建てと中古一戸建ての成約件数がほぼ同数になりました。
しかし、2019年以降は中古一戸建ての成約件数が多くなり、徐々にその差が広がっています。
中古一戸建ての成約件数が増えた理由として大きな影響を与えているのは「中古一戸建ての価値が見直されてきた」「新築一戸建ての価格上昇」「新築一戸建ての建築棟数減少」です。
中古一戸建てを購入するメリットとデメリット
中古一戸建ての成約件数が増えている理由は、中古一戸建てならではのメリットがあるからです。
しかし、中古一戸建てにはデメリットもあるため、デメリットも把握しておきましょう。
本章では、中古一戸建てを購入するメリットとデメリットについて解説します。
中古一戸建てを購入するメリット
中古一戸建てを購入するメリットは、次のとおりです。
- 業者の利益が入っておらず購入しても価値が落ちにくい
- 特殊な物件が売りに出る
- 駅近など利便性の高い物件も売りに出る
- 近隣との関係性がすでに構築されている
中古一戸建ての大きなメリットとして、価値が落ちにくいという性質があります。
新築には新築という言葉だけで相場より高い売買金額設定がされ、業者の利益まで売買価格に入っています。
これを新築プレミアムと呼びますが、新築を購入したと同時に中古となり新築プレミアムが消えて価値が目減りしてしまうのです。
しかし、中古一戸建てはこのような現象が起きにくく、価値は相場通りに減少していきます。
中古一戸建てを購入するデメリット
中古一戸建てを購入するデメリットは、次のとおりです。
- 外壁や設備の補修時期がすぐに来てしまう
- 見えない部分に痛みがあるケースもある
- 住むのにリフォームが必要な場合もある
中古一戸建てを購入するとすぐ、修繕などにお金がかかるケースもあります。
中古一戸建てを購入するときには、修繕費がどのくらいかかるのか確認しておきましょう。
もし中古一戸建ての売買金額とすぐに必要な修繕費を足して、新築一戸建ての金額を超えるようであれば、購入を見送るのも選択肢の一つです。
新築一戸建てを購入するメリットとデメリット
新築一戸建ての成約件数は減っているものの、新築には新築のメリットがあります。
ただし、新築一戸建てにもデメリットがあるため、デメリットを理解して購入することが大切です。
本章では、新築一戸建てを購入するメリットとデメリットについて解説します。
新築一戸建てを購入するメリット
新築一戸建てを購入するメリットは、次のとおりです。
- 最新の設備が付いている
- 最新の技術によって建築されている
- 入居してしばらくは修繕の必要がない
新築一戸建ては最新の設備が付き、最新の技術で建築されており快適な生活が送れます。
また、しばらくは大きな修繕がないため、ゆっくりと修繕費用を貯めていけるのも新築の良いところです。
新築一戸建てを購入するデメリット
新築一戸建てを購入するデメリットは、次のとおりです。
- 購入したとたんに価値が下がる
- 利便性のよい場所は開発されてしまっているのでやや利便性が悪い立地に建築される
- 一般的な間取りしかなくデザイン性は低い
前述しましたが新築には、新築プレミアムという付加価値がついています。
新築を購入すると新築プレミアムがなくなり、入居と同時に価値が8割まで下がるといわれています。
また、近年では建築材料価格の上昇や、開発できる土地の減少により、利便性の高い地域での新築一戸建て販売が減少しているのも中古一戸建ての需要増加につながる原因です。
よい新築一戸建てが見つからないときは土地購入もあり
新築一戸建ては万人受けする間取りで建築されていることが多く、特殊な間取りの新築一戸建てがほしい場合、土地購入し注文住宅を建てる方法もあります。
次の項目に該当する一戸建てはなかなか売りに出ないため、注文住宅建築を検討したほうがよいかもしれません。
- 居室は5部屋以上
- 駐車場が3台以上
- ワンルームのような間取り
- 出窓がある住宅
これらの条件の住宅は新築一戸建てとして建築されにくいため、注文住宅建築を検討したほうがよいでしょう。
まとめ
近年、中古一戸建ての需要が増加しています。
新築一戸建ての建築棟数が減少したり、中古一戸建ての価値が見直されてきたりしているからです。
ただし、中古一戸建てを購入することには、メリットやデメリットがあります。
また、新築一戸建ても同様です。
そのため、中古か新築、どちらを購入するのかについては、メリット・デメリットを理解してから購入をしていきましょう。
田村商会では一戸建てを数多く取り引きしており、中古・新築一戸建てのメリットもデメリットも把握しています。
どちらを購入したらよいのか迷っているのであれば、お気軽に田村商会までお問い合わせください。