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TOPICS2023年12月02日
リフォームやリノベーション目的のマンション購入時の注意点を解説
マンションを購入する人の中には、購入後にリフォームやリノベーションを目的としている方がいます。
中古マンションを安く購入し、自分の好きな間取りや設備に変更するのは不動産購入の楽しみの1つでもあります。
しかし、マンションの中にはリフォームやリノベーションができない、もしくはリノベーションなどしにくい物件があるため注意しなければいけません。
本記事ではリフォームやリノベーションができない、しにくいマンションについて解説しますので、マンション購入後にリフォームやリノベーションを検討している人はぜひ参考にしてください。
リフォームやリノベーションしにくいマンションがある
リフォームやリノベーションしにくいマンションの特徴は、次のとおりです。
- スラブ下配管になっているマンション
- 直床になっているマンション
- 管理規約で制限を課しているマンション
上記のようなマンションは、思い通りにリフォームやリノベーションができないケースもあります。
なぜリフォームなどがしにくいのか理由をみていきましょう。
スラブ下配管になっているマンション
スラブ下配管とは、建物の構造部分に排水を配管していることです。
新しいマンションは建物の構造と床の間に隙間を空けて、その隙間に排水の配管を通しています。
構造と床との隙間があれば自由に配管できますが、スラブ下配管になっていると隙間がなく、配管を決められた配置にしなければいけません。
新たに構造部分に配管の穴を空けるわけにはいかないため、リフォームやリノベーションによる水回りの移動に制限ができてしまいます。
直床になっているマンション
直床になっているマンションも水回りの移動が困難です。
直床とは、建物の構造と床の間に隙間がない床です。
水回りの周辺だけ構造と床に隙間が空いているものの、リビングや居室は建物の構造に直接床が張り付けてあるケースもあります。
直床を上げることもできますが、工事費用が高く、天井と床との間が少なくなってしまいます。
管理規約で制限を課しているマンション
マンションによっては、リフォームやリノベーションに対して管理規約で厳しい制限を課しています。
管理規約は住むにあたって守らなければいけない決まり事であるため、管理規約に違反したリフォームやリノベーション工事はできません。
管理規約はマンションによって異なり、リフォームなどに制限を課していないところもあれば、フローリング自体禁止という厳しい制限のあるマンションもあります。
リフォームやリノベーションしにくいマンションかどうかの調べ方
リフォームやリノベーションしにくいマンションかどうかは、次の方法で調べられます。
- 不動産会社や管理会社からマンションの設計図を借りる
- 不動産会社からリフォームやリノベーションしにくい状態ではないか確認する
- 内覧時に床がカーペットやクッションフロアになっていないか確認する
リフォームやリノベーションしにくいかどうか確認するには、基本的に不動産会社に確認します。
不動産会社がリフォームなどしにくいか把握していない場合は、不動産会社を経由して管理会社からマンションの設計図の写しを取得し、リフォーム業者に設計図を見てもらうとよいでしょう。
また、マンションの床がカーペットやクッションフロアになっている場合は、直床の可能性もあるため注意したほうがよいでしょう。
直床は下への音が響きやすいため、フローリングへの変更を禁止している可能性が高いと判断できます。
リフォームやリノベーションのデメリットも理解しておこう
リフォームやリノベーションのデメリットは、次のとおりです。
- 耐震性が低い可能性もある
- 断熱性が低い可能性もある
- 間取りが使いにくくなってしまうこともある
リフォームやリノベーションを自分でするとき、すでにリフォームやリノベーションしてあるマンションを購入するときには、リフォームやリノベーションのデメリットを理解しておく必要があります。
リフォームやリノベーションで後悔しないよう、デメリットを購入してからマンションを購入しましょう。
耐震性が低い可能性もある
すでにリフォームやリノベーションしてあるマンションでも、耐震性が低いケースもあります。
リフォームやリノベーションは内装をキレイにするための工事であるため、建物自体の補強はしません。
そのため、1981年よりも前に建築された旧耐震基準のマンションを購入するときには、建物の耐震補強工事が終わっているか確認しておく必要があります。
断熱性が低い可能性もある
すでにリフォームやリノベーションしてあるマンションでも、耐熱性が低いケースもあります。
リフォームやリノベーションをしていても、断熱性を向上する工事までおこなっていないケースがあります。
断熱性が低いと夏は暑く、冬は寒い部屋になり、冷暖房効率も落ちてしまうことには気を付けなければいけません。
内装をキレイにしても断熱性を向上しているかどうかは別の話であるため、リフォームやリノベーション済の物件を購入するときには、断熱性を向上させる工事をしているか確認しておくことが大切です
間取りが使いにくくなってしまうこともある
リフォームやリノベーションするときには、間取りが使いやすいかどうか何度も確認しておくことが大切です。
リフォームやリノベーションするときには、自分の希望を取り入れ過ぎて使いにくい間取りになってしまうケースがあります。
設計段階で導線はしっかりしているか、ドアの開閉がおかしくないか、コンセントの位置や数は適正かどうかなどを確認しておきましょう。
まとめ
リフォームやリノベーションの施工を目的にマンションを購入するときには、施工できないマンションや工事しにくいマンションは避けなければいけません。
もしマンション購入後にリフォームやリノベーションできないことが発覚したら、誰しも購入を後悔してしまうことでしょう。
もしリフォームやリノベーションできないケースがわからないという人は、お気軽に田村商会までお問い合わせください。
リフォームやリノベーションできるマンションかどうか内覧前にお伝えします。