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2024年08月02日

仲介・買取・買取保証の違いはなに?選択する方法によって売却に失敗することも

不動産の売却方法には、「仲介」「買取」「買取保証」の3つあります。

それぞれの方法には特徴があり、自分が希望する売却内容と

あっているものを選択しなければなりません。

 

希望とあった方法で売却すれば、満足いく不動産売却が実現することでしょう。

 

本記事では、仲介・買取・買取保証の内容について解説します。

各売却方法のメリット・デメリットも紹介しますので、

どの方法で進めればいいのか参考にしてみてください。

 

仲介とは

 

仲介とは、不動産会社に不動産売却の販売を依頼し、

依頼された会社が買い手を探す方法です。

 

それでは、仲介のメリット・デメリットをみていきましょう。

 

仲介のメリット

 

仲介のメリットは、次のとおりです。

 

  • 高く不動産を売却できる
  • 不動産売却に必要な手続きをサポートしてもらえる
  • 買い手を選べる

 

仲介は売出価格を自由に決められるため、相場より高く

不動産を売却できる可能性があります。

 

不動産を売却するのに必要な手続き、進め方については

仲介してくれる会社がアドバイスしてくれるので安心です。

また、高度な法律的な知識が必要である売買契約書も

不動産会社が作成してくれるため、トラブルなく不動産売買を進められます。

 

もし買い手が多く見つかるような不動産なら、

気に入った買主と売買契約することも可能です。

 

仲介のデメリット

 

仲介のデメリットは、次のとおりです。

 

  • 売出価格を間違えるとなかなか売れない
  • 売却に時間がかかると販売活動しなくなるケースがある

 

仲介は売り手の裁量が大きいため、売主が判断ミスすると

売却がうまく進まなくなります。

ありがちなのが、相場よりかなり高い金額で売り出してしまうことでしょう。

買い手の多くは相場を熟知しており、相場からかけ離れた販売価格だと

なかなか売れません。

 

また、質の低い不動産会社は、依頼された不動産が売れないと

販売活動をおこなわなくなります。

売れない物件に費用を使うのがもったいないと、判断するからです。

 

買取とは

 

買取とは、不動産会社が買い手となり、その会社に不動産を売却する方法です。

 

それでは、買取のメリット・デメリットをみていきましょう。

 

買取のメリット

 

買取のメリットは、次のとおりです。

 

  • すぐに現金化できる
  • 契約責任が仲介より軽い
  • 仲介手数料がかからない

 

買取は買い手を探す必要がなく、すぐに現金化できます。

買い手が不動産のプロであり、一般の人よりも責任が軽い内容での契約が可能です。

たとえば、契約不適合責任が免除されたり、残置物を

そのままにしてよかったりします。

 

また、買取には仲介会社が介在しないため、仲介手数料がかかりません。

仲介手数料は売却価格によって変動し、物件によっては100万円を

超える大きな費用になるため払わずに済むのは大きなメリットです。

 

買取のデメリット

 

買取のデメリットは、次のとおりです。

 

  • 売却価格が相場より低くなる
  • 買取相場を把握しにくい
  • 買取してくれない物件もある

 

買取の場合、高くても相場の8割程度でしか売却できません。

事故物件や朽ちた家の買取などでは、さらに下がってしまうはずです。

 

また、買取は不動産会社が独自に決めたルールをもとに算出するため、

相場を把握しにくいといったデメリットがあります。

相場が分からないと、安く売却してしまう確率が高くなってしまいます。

 

相場だけでなく買取できる物件も不動産会社が独自に判断するため、

買い取ってもらえない不動産があることにも注意が必要です。

 

買取保証とは

 

買取保証とは、不動産会社と取り決めした期間だけ仲介をおこない、

期間が到来したら依頼した会社に不動産を買取してもらう方法です。

 

それでは、買取保証のメリット・デメリットをみていきましょう。

 

買取保証のメリット

 

買取保証のメリットは、次のとおりです。

 

  • 高く売れるチャンスがある
  • 一定期間内に現金化できる
  • 買取の際には仲介手数料がかからない

 

買取保証では一定期間、仲介で販売活動をおこなうため、

高く売れるチャンスがあります。

仲介の期間内に売れなくても、取り決めした期間が到来したら

買取してもらえるため、一定期間内に現金化したい人におすすめです。

 

また、買取になった場合、不動産会社が直接不動産を購入するため、

仲介手数料の支払いは不要です。

 

買取保証のデメリット

 

買取保証のデメリットは、次のとおりです。

 

  • 積極的に仲介してもらえないケースがある
  • 利用できる会社が少ない
  • 物件によっては利用できない

 

買取保証する会社にとっては、期間が到来すれば物件が買取れるため、

費用をかけてまで積極的に仲介で販売活動してくれないケースがあります。

 

また、買取保証を実施している会社は少なく、売却の選択肢が狭まります。

買取保証を実施している会社がみつかったとしても、

利用できる物件が限られてしまう点にも注意が必要です。

 

高く不動産売却をしたいなら仲介がおすすめ

 

高く不動産を売却した人には、仲介がおすすめです。

 

買取を利用すると、売却価格は相場の8割以下になってしまいます。

 

また、買取保証の場合、仲介の期間に売らなければ高く売れません。

しかし、仲介の期間中に相場より高い販売をつけてしまうと、

なかなか売れず期間が到来して買取になってしまいます。

買取保証を利用して仲介並みの金額で売れるかどうかは、

運も大きく影響すると考えておきましょう。

 

仲介なら相場より少し高く売り出しても、売れるまで販売活動を続けられます。

早く売りたいときを除き、買取・買取保証を選択しないほうがいいでしょう。

 

まとめ

 

不動産の売却方法には、「仲介」「買取」「買取保証」の3つがあります。

 

それぞれの売却方法には特徴やメリット・デメリットがあり、

どの方法で不動産売却するのか慎重に検討する必要があります。

 

もし「安くてもいいからすぐ売りたい」と考えている人でなければ、

仲介がおすすめです。仲介なら時間をかけて売却できるため、

高く売れる可能性があるからです。

 

田村商会では長年不動産業に従事した経験、知識を活かして

売却をお手伝いします。

仲介で売却を希望する方は、お気軽に田村商会までお問い合わせください。