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TOPICS2024年10月05日
【買取編】不動産にありがちな失敗事例5選と解決策・トラブル防止法を解説
不動産をすぐに現金化したい、周囲に知られずに売却したいと考える人には
買取があっています。
しかし、買取にはメリットだけでなくデメリットがあり、
マイナス面を理解していないと不動産売却に失敗するかもしれません。
買取で成功するには、失敗事例と解決策・トラブル防止法を
理解することが大切です。
本記事では、買取でおきがちな失敗事例を5つ紹介します。
各失敗事例の解決策・トラブル防止法も解説しますので、
買取で売却に成功したいと考える人は記事を参考にしてみてください。
相場からかけ離れた金額で売却した
【失敗事例】 業者から提示された金額が低いと感じたものの、買取は一般的な売却相場よりも低いと聞いていたため提示金額で売却しました。 しかし、後に買取にも相場があることを知り、提示額が買取相場よりもかなり低かった。 買取の相場を調査してから売却すればよかったと、後悔しています。 |
【解決策・トラブル防止法】 買取には通常の売却と同じく相場があります。 買取の相場を理解するためにも3~5社程度から見積もりを取得するとよいでしょう。 複数社から見積もりを取得すればおおよその買取相場がわかります。 なお、見積もりを取得する際には金額だけでなく、買取条件も比較することが大切です。 金額が高くても引渡し日が早すぎる、売主が残置物を撤去しなければならないなど不利な条件がついているおそれもあります。 |
契約後に難癖をつけられて売却代金を下げられた
【失敗事例】 買取の契約書の特約で建物・設備に不具合があった場合、売却金額を補修費用分下げるという項目がありました。 契約後に建物内を調査されて設備に不具合が見つかった、と難癖をつけられて値段を下げるよう要求されました。 契約書の内容に疑問を感じた時点で、手続きをやめればよかったと反省しています。 |
【解決策・トラブル防止法】 契約の内容は売主と買主との決め事であり、買取業者によほど有利な 内容でなければ成立してしまいます。 建物を長年使っていると傷む箇所が発生するため、契約の特約で 売主は建物の状態を保証しないようにしておくべきでしょう。 買取業者から見積もりを取得する際には、売主が建物の保証を しなくてよいのか確認しておくことが大切です。 |
高額な費用を請求された
【失敗事例】 買取してもらう不動産の室内に家具や家電、その他いらないものが 多くあったものの、買取業者が処分してくれるといってくれたので 不動産売買契約しました。 しかし、契約後に室内に残っているものが多すぎると高額な費用を請求されました。 自分で片付けたほうが安かったのですが遠方の不動産だったので、 仕方なく費用を支払うことに。 |
【解決策・トラブル防止法】 残置物撤去を買取業者に任せる場合は、室内のものはそのまま残しておくこと、 契約書に業者の負担で撤去することを記載しておかなければなりません。 不動産売買契約時に作成する設備表に、何を残すのか記載するとよいでしょう。 |
仲介会社と買取業者が裏で手を組んでいた
【失敗事例】 仲介会社から高い買取金額をつけてくれる買取業者がいるといわれたので、 紹介してもらいました。 仲介会社からほかの買取業者に声掛けしなくても大丈夫、ともいわれたので その通りにしたのですが実際には買取金額が相場よりも低かった。 仲介会社の言葉を鵜呑みにせず、複数の買取業者に声掛けしたほうが よかったと後悔しています。 |
【解決策・トラブル防止法】 買取を進める際には複数社から見積もりを取得し、金額を比較すべきでしょう。 買取金額は業者によって異なり、安いところも高いところもあります。 信頼できる不動産会社なら、最初から複数社の買取業者を紹介してくれるはずです。 1社しか紹介してくれない場合は仲介会社と買取業者が裏でつながり、 買取できそうな金額をあらかじめ共有しているおそれがあります。 |
事故物件だからといって買い叩かれた
【失敗事例】 室内で親が病死した不動産の売却を買取業者に相談したところ、 事故物件だといわれた。 事故物件に該当するからとかなり安い金額を提示されその金額で売却しましたが、 調べてみると室内での病死はすぐに発見されれば事故物件に 該当しないとのことだった。 きちんと事前に調べなかった自分が悪いのですが、納得できず売却を後悔しています。 |
【解決策・トラブル防止法】 人が室内で死亡したとしても事故物件になるかどうかは状況によります。 すぐに発見されたとしても自殺や殺人だった場合や、 病死でも長期間放置された場合は事故物件です。 また、事故物件になった理由によって、買取金額が大きく変動する点にも 注意しましょう。 殺人の場合は買取相場よりもかなり安くなり、すぐに発見された 病死の場合は相場と同程度で売却できる可能性があります。 人が室内で死亡している場合、買取を依頼する前に自分でどの程度 金額が下がるのか予備知識を得ておくことが大切です。 |
まとめ
買取はすぐに現金化できるメリットがあり、利用する人が多い売却方法です。
しかし、一般の売却よりも売却代金が下がるため、買
取について理解していないと手元に残る金額が少なくなります。
買取にはメリットとデメリットがあるため、信頼できる仲介会社から
複数社から見積もりを取得するとよいでしょう。
信頼できる仲介会社であれば高値で買い取ってくれる可能性がある業者を、
複数社ピックアップして紹介してくれるはずです。