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TOPICS2017年12月24日
不動産の査定
今年も多数の査定書を作成しました。
売却をお考えの方や財産分与、相続、裁判所への提出のため等
お客様それぞれの要望に添った査定書を作成しました。
売却を検討されている方は、まず査定の依頼をします。
最近はネットで一括査定もありますが、これはあんまりですね。
売り物件を受託するため、査定価格を高く出す傾向にありますし、
査定後の営業活動が各社激しいです。
お客様の事情を踏まえた査定ではなく、サイトを運営する会社と
加盟している業者の思惑による査定だと私は思います。
車や引越しよりも個別性が高い不動産は、査定する人によって
かなり差も生じます。価格面だけでなく、市場性やリスクを
考慮する必要があるからです。
買い替えを検討されている方の場合は、次に買う物件取得費用に
売却資金を充当する方も多いです。
高い査定額に振り回され、買い替えの資金計画が狂うリスクは
お客様自身が負うことになります。
また、購入するお客様の顔が見えている担当者と机上の計算だけで
査定する担当者とでは、査定の信憑性も違ってくると思います。
ネットの一括査定や不動産のソフトを利用した見た目は綺麗な査定書
よりも担当者の言葉で説明された査定書では、内容の濃さも違います。
不動産会社に赴き、信頼できると判断した担当者に査定を依頼し、
2~3社で比較するのはいいと思います。
通常の査定書は、売却活動して3ヶ月以内に売れるであろう価格で
10人中7人以上が妥当だと感じられるものだと私は定義しています。
ですから、査定額と売り出し価格はイコールではありません。
不動産は1人お客様がいれば契約が成立し、唯一無二のものです。
周りが高いと判断しても、納得して購入するお客様がいれば
成約できます。納得して頂ける材料を用意するための提案をすることが
仲介担当者の仕事です。
売主様は不動産を1円でも高く売りたいと思っておられます。
また、自分の不動産に自信と愛着を持っている方がほとんどです。
なぜ売却されるのかという事情も含めて色々な話をさせて頂き、
売主様のニーズに沿った方法で活動して、できるだけ相場よりも高く
売れる方法を提案してくれる担当者に任せるのが賢明です。
どこの不動産会社に依頼するのかではなく、誰に依頼するのか。
これによって金額も条件も変わってきます。