![](/images/ttl_icon1.png)
3代目奮闘記
PERSONAL HISTORY2000年5月に田村商会へ入社してから
2010年12月までの10年間における田村の奮闘記です。
![3代目奮闘記 2000年〜2010年](/images/history_ttl.png)
![](/images/history_img1.png)
地域の不動産屋2年目になりますとお客様の増加と共に仕事の量も増えきました。
当初はほとんどなかった売却の依頼も少し頂けるようになり、
住宅仲介以外に不動産会社に購入してもらう事業用案件も扱うようになりました。
いわゆる建売用地です。
一般のお客様とは違い、現地案内の必要もなく、購入の意思決定も早いのですが、
価格面や契約条件面で独特の交渉や調整が必要になります。
また、住宅仲介の場合は宅建協会などが作成した契約書を利用していましたが、
建売用地の場合はその時の状況に応じて一から作成することもありました。
当時会社に教えてくれる方はいませんので、知り合いに聞いたり、
参考書等を調べながら作成していました。
法令の改正や訴訟の増加もあり、
契約書や重要事項説明書の作成にはかなりのスキルが求められます。
大手業者は色々な場面で利用する書式や契約書などをチェックする専門部署がありますが、
地元の不動産屋には何もありません。
全て自分で責任を負い、調査から書類作成まで行わなければいけません。
しかし、ネットや参考書を調べただけで作成できるものではありませんので、悩んでいました。
この年の取引台帳を確認しますと事業用案件3件、住宅仲介13件の成約が出来たのですが、
半分以上が買い側の仲介でしたので、
大手業者が作成する契約書や重説を参考資料としてストックすることが出来ました。
一般的に売却依頼を受けている業者が契約書等の作成をしますので、
買い側の仲介が多い私にとっては貴重な機会になりました。
仲介の仕事は、成約件数を重ねるごとに
調査力、注意力、交渉力、書類作成力等もついていきますので、
勉強しながら仕事をしているような感覚でした。
そして、建売用地の仲介をしたことで自らも事業主として
開発事業に取り組みたいという想いが強くなってきました。
前職がマンションデベロッパーだったので、
その時果たせなかった開発事業を勉強しながら銀行にも相談し、
取り組む準備を始めたのが平成13年の夏頃からだったと思います。